仕事だけでなく個人的なことも含めて,
日々のできごとや雑感をとりとめもなく綴ることにしました。

第65回日本酒部活動報告
ナンモリ通信 2018.11.26 号   writer:田中

8月24日(金)に行われました第65回日本酒部の活動報告です。
今回は,特別ゲストとしてK瀬さんと共に呼んでいただきましたT中が報告させていただきます。
台風がくるとのことで,一時は開催自体危ぶまれましたが,23日の夜中に通り過ぎてくれたため,予定どおり開催されました。
“毎夏恒例のビアガーデンがいい”とのK田さんの強い希望で,場所は,ANAクラウンプラザ5Fにあるビアガーデンでした(台風予報でもともと予約していたビアガーデンをキャンセルしていたので,T田さんが改めて探してくれました。T田さん,ありがとうございました)。
普通“ビアガーデン”というと,ポテトフライや唐揚げが思い浮かびますが,さすがホテルとあって,多国籍料理のような珍しいものがたくさん並んでいました。しかし,その中でも名物はなんと、たこ焼き!みんなでいただきましたが,山芋たっぷりで,もっちりしていて,確かに美味しかったです。



↑左上が,名物”たこ焼き”です。


飲み物も,普通の生ビールに黒ビール,ワインに日本酒,焼酎とたくさんあり,うれしい飲み放題でした。


↑いい飲みっぷりです!


↑この人も珍しく飲んでました!(※いつものコーラではありません。)


↑そして、部長さん。気がつくと,お酒を求めて席を外していました!
いったい何杯飲んだのでしょうか!?


みんなで飲んで,食べて,笑って,あっという間の2時間でした。本当に楽しかったです。日本酒部のみなさん,ありがとうございました。


2人で日本酒部の空気を変えてしまったので,次回呼ばれることがあるかわかりませんが,もしまたお声のかかることがあれば,参加させていただきたいです(ハート)。

(田中)


第64回日本酒部活動報告
ナンモリ通信 2018.10.31 号   writer:高田

皆様,いかがお過ごしでしょうか。

遅ればせながら,7月20日に行った,第64回日本酒部の活動報告をいたします。

今回は,天満橋の京阪シティモール8Fにある「京懐石美濃吉」というお店に行ってきました。


店内は落ち着いた雰囲気で,ゆったりと懐石料理を楽しむことができました。
また,窓際の席だったので,眺望が格別でした。

今回は,「大原」という懐石のコースを頂きました。
見た目も美しい京料理が,素敵な器に乗って運ばれてきました。


お造り盛り合わせは舟に乗って,京野菜の炊き合わせは涼しげなガラスの器で登場です。



今回は,祇園祭と時期をあわせて,はんなりすることができました。
夏はビアガーデンもいいですが,屋内で懐石料理というのもいいものです。


最後に,窓からの夜景をご覧いただきましょう。
イルミネーションが川面に映るようすが美しいです。


8月の活動(ビアガーデン)は特別ゲストを迎えて盛り上がりました。
報告は追ってアップしますので,ご期待ください。

(高田)


時間の矢
ナンモリ通信 2018.10.02 号   writer:別所

ずっと飲み会の報告が続いていますので,たまには学問の話を書きたいと思います。

これを読んでおられる方は次のような現象は当たり前のことと思われているのではないでしょうか。
 水にインクを垂らすと広がっていく
当たり前ですよね。コーヒーにミルクを入れると広がっていくと言ってもいいです。
インクやミルクは必ず広がっていきますし,落としたところに集まってくることはありません。
しかし,これは物理学のある未解決問題なんです。

水はたくさんの水分子から構成されていて,インクも分子から構成されています。インクの色の素をインク分子と名付けましょう。
水にインクを垂らすと,水分子とインク分子は互いに衝突し合い,インク分子は空間的に広がります。
このインク分子の運動はそれぞれの粒子の間の相互作用(衝突)を取り入れた運動方程式という方程式を解くことで記述できますが,その方程式は時間を逆向きにしても成り立ちます。
どういうことかと言いますと,個々の分子の衝突を解く方程式を見る限りではインク分子が1点に集まっていくことも物理的には許されています。
しかし,水にインクを垂らしてずっと待っていても決してインク分子が1点に集まることはありません。
このような過程は不可逆過程と呼ばれています。

ここで不思議なのは,インクが集まっていくことも物理的には起こり得るのに実際には起こらないことです。
(より正しく書きますと,個々の粒子の衝突を記述する方程式を見る限り起こり得るのに実際には起こりません。)
「インクが広がっていく」向きに時間の向きが決まっているかのように思えます。
これは,「インクが広がっていく」向きにしか時間が進まない,とも言えます。
この問題を「時間の矢」問題と言います。
「時間の矢」問題は上記のような,運動する粒子がたくさんあるときに現れる問題です。
インクを1滴垂らした場合,その中にインク分子はおよそ100000000000000000000個(=1020個)くらいあります。
(専門用語で書きますと,不可逆課程ではエントロピーが増えるので,「時間の矢」問題はエントロピー増大則が何故成り立つのかという問題になります。)

物理学では多くの問題が解決されてきましたが,実は上記のような一見当たり前に思えることが未だに解決されていなかったりします。
時間は過去から未来へと進んでいきますが,それも物理学を通してみると不思議なことなんです。
この問題が解決して,時間の向きはなぜ決まっているのかがわかるときがくるのを願っています。

(別所)