仕事だけでなく個人的なことも含めて,
日々のできごとや雑感をとりとめもなく綴ることにしました。

トポロジカル相転移
ナンモリ通信 2017.03.06 号   writer:別所

寒い日が続きますが,いかがお過ごしでしょうか。
かく言う私は,最近クロスバイクを買ったのですが,時折雨がパラつく天気の日に我慢できず 走りに行ってしまい,風邪をひいてしまいました。
子供の心を忘れない,気の若い大人なんだということにしましょう。

昨年のノーベル物理学賞は「トポロジカル相転移」というテーマでコテリッツ,ホールデン, サウレスの3氏が受賞しました。
個人的には初めて聞く物理の分野で,受賞発表後に色々調べるもあまり解説できる人が おらず,ネットなども少しざわついていました。

単語の説明をしますと,まず「トポロジカル」というのは図形,立体の性質を指します。
「立体を連続的に変化させたときに変わらない性質」とのことなのですが, この日本語ではよくわかりませんよね。
最もよく出てくる例は「立体の穴の数」です。
お茶碗は穴が0で,お皿も穴が0です。一方,コーヒーカップは穴が1で,ドーナツも穴が1です。
この穴の数の分け方で言うと,お茶碗とお皿,コーヒーカップとドーナツはそれぞれ仲間です。
同様に考えると,はさみとメガネは仲間ですね。
他にも,2次元,3次元の次元の数(座標軸の数)などがあります。
「トポロジカル」という言葉はこのような「立体の性質を考えてます」という意味です。

次に,「相転移」というのは「性質がガラリと変わること」を指します。
身近な例は,氷を温めると融けて水になり,やがて水蒸気になるという物質の三態です。
少し専門的な話をすると,固体,液体,気体では物質を構成する原子,分子の結びつき方が 大きく異なり,それぞれの粒子の間の距離の大きさも桁違いに異なります。
このように「相(ようす)」が「転移(変わる)」ことを「相転移」と言います。

それで,「トポロジカル相転移」ですが,今までの話をくっつけますと, 「立体の性質が変わると起きる相転移」です。
また,「トポロジカル相転移」の言う,相転移する性質は電気的な性質です。
具体的な例は,表面は電気が流れるけど内部は電気が流れない物質です。
2次元の表面では電気が流れるのに,3次元の内部だと電気が流れない,
次元の数という立体に関する数字の違いで相(ようす)が変わっていますね。
(固体,液体,気体の相転移も温度という数字が変わることで起きます。)

「トポロジカル相転移」は,図形的な性質を考える純粋な数学理論の「トポロジー」から 物理的な理論を構築したという点でも評価されているそうです。
物理理論を構築する新しい手法として評価されたのです。

これ以上の詳しい話は「トポロジカル相転移」でググってください。
解説記事も色々と出てきました。
私はこれ以上の理解はできませんでした(^ ^;

今回知ったのですが,ここのところのノーベル物理学賞は素粒子,物性,宇宙の内, 物性,物質の性質に関する研究に対して最も授与されているらしいです。
私たちの生活を大きく変えるのが物性分野なのだと思うと確かにと思いました。

さて,まだ冬は終わりませんが,風邪などにお気をつけて過ごしてください。


(別所)


第46回 日本酒部活動報告
ナンモリ通信 2017.02.03 号   writer:高田

雪の舞う寒さ厳しい今日この頃,皆さまいかがお過ごしでしょうか? 1月13日に行った,第46回日本酒部の活動報告をいたします。 今回は,天神橋筋商店街にある「大陸風(タァ・ルゥ・フォン)」という中国料理屋に行ってきました。 店内には円卓が並んでいて,本格的な中国料理屋という感じでした。 前菜盛り合わせから始まって,次々とコース料理が運ばれてきました。


どの料理もよかったのですが,特にマーボー豆腐は,辛さがかなりはっきりしていて,非常においしかったです。(→もちろん,ビールがどんどん進むというわけです。)


ビールはジョッキで豪快に飲むのもよいですが,瓶ビールをお互いに注ぎながら飲むのも,団結が深まる感じがしてよいものです。


ビールがひと段落したころに,紹興酒を頂きました。 (おそらく)初めて飲んだのですが,いい香りとほどよいアルコール感がして,美味でした。


〆のチャーハンとデザートまでしっかり頂きました。


次回は,お寿司を食べに行きたいなと思っています。

(高田)


第45回 日本酒部活動報告
ナンモリ通信 2017.01.19 号   writer:別所

新年あけましておめでとうございます。今年も四月社をどうぞよろしくお願いいたします。
と,新年の御挨拶をしたのですが,今回のテーマは昨年12月の日本酒部の活動報告です。
2016年最後の日本酒部は「北海道料理 弁天別館」に行きました。

このお店は年末の定番になりつつあるお店で、いつもカニのコースを頼みます。
酢の物から始まり,刺身,天ぷら,お鍋などと美味しい料理が続きます。





お鍋の〆は雑炊をいただきました。
これがカニのエキスが出てて本当に美味しかったです。
参加メンバーも満面の笑みでした。



この日は昔読んでいたマンガの話で盛り上がりました。
部長の意外なマンガ遍歴を聞けて面白かったです(^ ^)
そう言えば,私たちの世代にドンピシャなドラゴンボールの話が出てこなかったような。
またマンガトークしてみたいですね。

2016年は,個人的には高校数学の仕事を本格的にやり始めた年でした。
数学Iと数学Aの教科書を読んで,昔が懐かしくなりました。
昔はやらなかった(と記憶している)整数の単元,特に不定方程式の解法は少し手こずりましたが,
そこで出てくるユークリッドの互除法は強力で感動しました。

これからますます気温が下がっていきますが,お体にはお気を付けください。
2017年1月のポン酒部は中華料理のお店に行く予定です。

(別所)